おとななデュオ、CHAGE and ASKA。
1990年代前半「SAY YES」で絶頂を極めた後、
「YAH YAH YAH」で二度目の絶頂期を迎える。
そんな時代のアルバムを振り返ってみよう。
(2024年10月3日更新)
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16 RED HILL おすすめ度 ★★★★★
②なぜに君は帰らない
(ASKA・シングル)
③夢の番人(ASKA・カップリング)
④螢(CHAGE)
⑤今夜ちょっとさ☆
(ASKA・癒しポップ)
⑥THE TIME☆(ASKA)
⑦君はなにも知らないまま
(CHAGE・素敵バラード・カップリング)
⑧Mr.Jの悲劇は岩より重い (CHAGE・カップリング)
⑨You are free
(ASKA・甘美・シングル)
⑩RED HILL(ASKA)
⑪TAO☆(CHAGE・素敵バラード)
⑫YAH YAH YAH(ASKA・シングル)
⑬Sons and Daughters 〜それより僕が伝えたいのは (ASKA・シングル)
☆は「敢えて3曲挙げるなら」選曲
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前作「GUYS」からほぼ1年、1993年10月リリース。
既に3月に大ヒットシングル「YAH YAH YAH」を出し、
(カップリングは「夢の番人」「君は何も知らないまま」)
先行シングル「Sons and Daughters」(カップリングは「Mr. Jの悲劇は岩より重い」)を引っ提げ、
その後にさらに「You are free」「なぜに君は帰らない」とシングルカットされる。
(カップリングは「Snow mail +3」に収録のクリスマスソング集と「knock」)
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...と書けばわかる通り名曲盛り沢山の最高傑作アルバム。
なんせこれ以外にもシングルカットできそうな曲がまだまだたくさんある。
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1曲目「夜明けは沈黙の中へ」はアルバム全体の序曲。
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何が始まるのかな、と思わせておいて
連続して繋がる「なぜに君は帰らない」は
スケールの大きなクラシックロックだ。
高尚な雰囲気が気分を高揚させる。
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「夢の番人」はキャッチーなイントロと、
サビの拳で盛り上げる。
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続く「今夜ちょっとさ」は料理番組風のイントロから
「天気予報の恋人」系の癒しポップ路線の曲で
アルバム内の一曲というのがもったいない佳曲だ。
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続く「THE TIME」もスケールの大きなASKAのボーカルで
タイアップもあり、シングルとしてもふさわしい。
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ここからCHAGEゾーンに入るが、
アルバムに1曲の素敵バラード「君は何も知らないまま」、
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ポップ路線の「Mr. Jの悲劇は岩より重い」と
こぎみよくフックが効いている。
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シングルカットの「You are free」はさすがのASKA節。
ねっとりしたAメロからして
ASKAにしか雰囲気よく歌えないんじゃないかとも思える。
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タイトル曲「RED HILL」はCDよりもライブ映像が凄まじい。
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なんと1枚にもう1曲のCHAGEの素敵バラード「TAO」も佳曲。
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ここまで充実させておいて残り2曲がなおシングル曲。
「YAH YAH YAH」はもはやコメント不要。
前半のオクターブあげ展開はビリー・ジョエルの「Piano man」的だ。
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「Sons and Daughters」では14カラットソウルのコーラスが贅沢だ。
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見事な捨て曲なしの13曲で、まさに圧巻の出来。
さて、カップリングでアルバム未収録の「Knock」は
「Ying & Yang」に収録されていたが
廃盤になっている。
「LOVE AFFAIR」路線のロックなので
ハマる人もいるだろう。
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オススメ楽曲を敢えて3曲挙げるなら…
( シングル曲は敢えて省きます)
05 今夜ちょっとさ
06 THE TIME
11 TAO
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B6 Ying & Yang おすすめ度 ★★★★☆
1994年8月発売の企画的なベストアルバム。
タイミング的には直前に豪華楽曲のシングル「HEART/NATURAL/on your mark」を発表し、
その中でそれらが収録されていないベスト盤、というタイミングで
少々私の回りでは「このアルバムは何?」という雰囲気になった。
また、随所にラジオのDJ的なナレーションがあり、
アルバムCDとしては面白いものの、
自分で好みの楽曲を集めて編集する際には
微妙に違和感が残る構成になってしまう。
そういった背景もあってか、このアルバムだけに収録される
「knock」が貴重な中で廃盤になってしまった。
選曲は非常に面白く、中期からのチャゲアスを一部初期も含めて
ふりかえられるアルバムだったのに、廃盤はもったいない。
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17 Code Name.1 Brother Sun おすすめ度 ★★★★★
☆は「敢えて3曲挙げるなら」選曲
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ベストアルバムから約1年、1995年6月、
先行シングルとして「めぐり逢い」
「Something There」を引っ提げリリースされた
2つセットで考えるべきアルバムの一作目。
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その前のシングル「HEART/NATURAL/on your mark」は
このアルバムに2曲されているが、
「on your mark」だけは次回作に収録される。
同じように「Something There」のカップリングの「紫陽花と向日葵」は
本作に収録されているものの
「めぐり逢い」のカップリングの「濡れた夢」は
次回作に収録される複雑なパターンになっている。
なので、例えばシングル「on your mark」を気に入ってチャゲアスに興味を持ち、
ベストの「Ying & Yang」、そして本作も購入した人は、
居るかどうかは不明だが、二度裏切られることになる。
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アルバム全体として、
「Brother Sun」のタイトルのように
男性的な力強く、グルーブ感のある曲が並ぶ。
「Sinster Moon」で叙情的な泣かせる曲が多いのと対照的で、
そこらへんのコンセプトがシングルの分配にも現れている。
いわば、この2枚のアルバムで「Ying &Yang」とも言える。
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1曲目、やはりアルバム全体の序曲とも言える「君の好きだった歌」。
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怪しげな雰囲気のコーラスから始まり
先行シングル「Something There」は
いわゆるチャゲアスロックなナンバー。
全編英語詞なのはもちろん、CHAGEのコーラスも冴え渡る。
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タイトル曲のような「Brother」はキャッチーなサビの掛け合いが楽しいアメリカンな楽曲。
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「涙・BOY」のような癖になるサビ。
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「201号」はギター1本で初期のチャゲアスのようなフォークな楽曲。
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そこに再びシングル「めぐり逢い」と
ASKA曲のみで前半5曲が展開される。
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ニュース速報のようなジングルで始まる
「紫陽花と向日葵」は久々のマニアックCHAGEワールドかと思わせておいて
メロディは秀逸な1枚に1曲のCHAGEの素敵バラードだった。
途中で入る2ビートの間奏部分もスパイスが効いている。
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ASKAのかっこいいスケールの「can do now」に続く
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「ベンチ」はキャッチーCHAGEポップ。
「ふたーりー」とかがのっかりそうなメロディに
「じいちゃーんー」をのせるのが楽しい。
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再びASKAの「ある晴れた金曜日の朝」でノリよく決めて、
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またまたCHAGEの「From coast to coast」ではAORな雰囲気が心地よい。
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ここからは圧巻の展開で、実はCHAGE作のメロディアスな「NATURAL」
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通常のアルバムなら最終曲になりそうな
スケールの大きなバラード「NO PAIN NO GAIN」に続き
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シングル「HEART」で終わるところに
次回作へ続くことをきちんと意識させ幕を閉じる。
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最初は?でも聞き込むほどに気に入っていく
スルメ楽曲が満載なアルバム。
ハイソなファンなら是非とも押さえておきたい。
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オススメ楽曲を敢えて3曲挙げるなら…
( シングル曲は敢えて省きます)
03 Brother
09 from coast to coast
07 ベンチ
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チャゲアスのあれこれプレイリスト
全作品から選んだ! チャゲアスのファン歴別名曲選 - おとなの自由研究
46分テープに入るチャゲアスベストを考える - おとなの自由研究
チャゲアスCHAGEの素敵バラード17曲 - おとなの自由研究
甘美なASKAボーカルを堪能できるチャゲアスバラード16曲 - おとなの自由研究
夏は懐かしい初期のチャゲアスロック12曲 - おとなの自由研究
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チャゲアスの隠れた名曲バックナンバー
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チャゲアスの全アルバムレビュー
⑦TURNING POINT・⑧MIX BLOOD・snow mail 他
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