東京オリンピック、始まってみると楽しい。
なかでも「大人な」スポーツ、野球。
前回提示した指標を用いて、採点してみよう。
採点はできるだけポジティブな加算方式で、
できるだけシンプルなものだ。
ざっくりまとめると
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《先発投手》
6回3失点なら1点。
6回2失点なら2点。
6回1失点なら3点。
6回無失点は4点。
5回まで投げきったが、6回までに降板した場合は上記-1点
7回以後は1イニングを0点に押さえるごとに1点加算。
9回完投ならさらに1点加算。
9回完封ならさらにさらに1点加算。
自責点などは一切考えず、純粋に失点で考える。
またイニング途中の降板は完了したイニングまでを計算する。
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《中継投手》
基本的には2点差以内の状況での登板のみ考える。
1イニングを0点で押さえたら1点。
7回以後は1イニングを0点で押さえたら2点。
9回は1点差勝ちの状況で押さえたらさらに1点加算。
ランナー残されて登板した場合は、
イニング完了まで0点でしのげば同じ点数とする。
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3点差以上での登板では、
登板して最初の2イニング以上0点で押さえたら1点。
ただし、途中で2点差以内になったら上に準ずる。
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《打撃》
原則として2点差以内の状況のみ有効
先頭バッターとして出塁 1点
ランナーがいるときに
どんな形であれ、進塁打を打てば 0.5点
自らの出塁の有無は問わない。
打点をあげたら そのまま打点分を点数とする。
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7回以後1点差以内で得点圏での凡退のみ、 その日のトータルから―1点
(トータルがマイナスになってしまうなら0点)
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《盗塁》
原則として2点差以内の状況のみ
盗塁成功 1点
7回以後で、1点差以内で決めた →さらに1点
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さて、そんなわけで初戦のドミニカ戦は
常に2点差以内で経過したため、加算がかなりなされ
投手陣は以下のようになる。
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山本 4点、平良 2点、山崎 2点
青柳と栗林は残念ながら加算なし。
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野手陣ではサヨナラ打の坂本や
セーフティスクイズの甲斐が目立つものの
それまでのチャンスでの凡退などもあり、
野手のMVPは村上 2.5点 ということになった。
山田と坂本が1.5点で続き、浅村も1点となった。
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2戦目のメキシコ戦は先発の森下が5回2失点で1点。
伊藤が2イニング0失点で1点。
8、9回は3点差以上であったため0点。
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打つ方は中盤で3点差以上になったため
前半で決めた選手が高得点となり、
初回出塁・盗塁、3ランホームランの山田が
なんと5点を獲得。
浅村が2点、甲斐が1.5点を獲得。
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オープニングラウンドの日本選手の活躍採点としては
以下のようになる。
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1位 山田 6.5点
3ランが効いてるなあ
2位 山本 4点
3位 浅村 3点
4位 坂本、村上 2.5点
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おそらく山田や山本、坂本の活躍は
報道でも理解しやすいが、
ちょこちょこ先頭バッターで出塁してる浅村あたりが
このスコア方式だとあぶり出せるのはよいかも。