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KAN を集める ⑨ ~情緒ある小羊へ

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おとなな音楽家、KAN。

大ヒット後思い悩み、結局日本を離れ、

フランスへの音楽留学前の最後のアルバムを

振りかぶってみよう。

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13 Gleam & Squeeze おすすめ度 ★★★★★

1999年にクリスマスソングシングル、

「今年もこうして二人でクリスマスを祝う」をリリース。

カップリングは、あのハイビジュアルバンド、ボンマルシェの2曲。

中でも「Angel」のサビメロは秀逸と思うので、

コレクターなら中古などで入手しておきたい。

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その後、ミレニアムは音沙汰なかったが、

2001年になりシングル「CLOSE TO ME」をリリース。

カップリングは「小羊」。

そして同年9月に同時発売シングル「Superfaker」(c/wカラス)と

同時リリースのアルバム。

フランス留学前の最後の作品だ。

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異色のラップ「東京熱帯SQUEEZE」で幕を開ける。

ラップといっても、野外ライブのようなイケイケではなく、

つぶやき系のラップ(というジャンルがあるか知らないが)なので、

おとなにも安心だ。

なお、たぶんコーラスで根本要氏が参加している。

東京熱帯SQUEEZE (Live / Unplugged)

東京熱帯SQUEEZE (Live / Unplugged)

  • KAN
  • J-Pop
  • ¥204

シングル曲「Superfaker」はメロディアスで青い勢いもあり、

その上でコンパクトにまとまった佳曲だ。

ライブではピアノ弾き語りと舞台上マイクとを忙しく駆け回る

楽しい演出もある。

そのカップリングの「カラス」は

イントロの寂しげなギターから、

流浪のカラスの哀愁に自分を例えるような悲しい曲。

「何もうまく行かないなら

場所を変えるのもひとつの手であろうか」

という詞のあと、KANはしばらくフランスへ旅立ってしまう。

フランスについた日

フランスについた日

  • KAN
  • ポップ
  • ¥255

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シングルの「CLOSE TO ME」は

ポップな曲想にストリングスがこれでもか、

と絡み合ったアレンジが秀逸。

最近の「ポップミュージック」にも活きています。

CLOSE TO ME

CLOSE TO ME

  • KAN
  • J-Pop
  • ¥255

箸休めのような「Tiny Song」は、

ギターの歯切れがよく、密かに人気があります。

「猿と犬のサルサ」はラテンサルサな明るい曲で、

メロディもキャッチーでありながら、

歌詞も干支並べな箇所もあり楽しい。

ちなみにadelanteはスペイン語

「お先にどうぞ」の意味で、

ここでは「では、次の曲どうぞ」的なニュアンスかな?

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で、その次の曲が素敵なバラードのイントロですよ。

「情緒」。

前半の臨時記号フックもセクシーだが、

「きれいな」で統一されたサビの歌詞がなんともいい。

大サビ後のアレンジもまたよいし、

「二人の」でのフェイク部分も泣かせる楽曲。

続く「小羊」はピアノ16分音符弾き語りシリーズ。

重いテーマで重厚感があるメロディで、

サビのロングトーンはまさにビリー・ジョエルの世界。

絶対にファンの人気の高い曲。

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明らかに狙ったタイトルの「ガラスの30代」も、

勢いのあるサビのメロディが抜群で

何度も聴きたくなる中毒性を持っている。

ガラスの十代 (オーケストラ・ヴァージョン)

ガラスの十代 (オーケストラ・ヴァージョン)

最後はシングル「今年もこうして二人でクリスマスを祝う」。

劇的華やか系というより、

しっとり安定系クリスマスソング。

ワンコーラス後のアレンジ部分が壮大で素敵。

弾き語りでのシンプルなのも割と好き。

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久しぶりの全10曲アルバム。

特に後半に好きな曲が固まった。

それがすべて非シングル曲というところに

KANの懐の深さを感じざるを得ない。

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★おすすめ楽曲を敢えて3曲挙げるなら...(敢えてシングル省きます)

07 情緒

08 小羊

09 ガラスの30代

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