おとななトリオ、SING LIKE TALKING。
昭和から平成になり、もともとの洗練さに
さらに磨きがかかってきた3枚目アルバムを振り返ってみよう。
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03 III おすすめ度 ★★★★★
2. Livin' For The Beat
3. Find It (In Your Heart) 〜初夏の印象
(シングル)
4. 未来のために
5. Hey, Dreamer
6. Time Of Love
(カップリング)
7. Interlude:Working
8. Show Time
9. Is It You
10. さよならが云える時
11. Dreamin' About You
12. Interlude:Talking
13. So Find 〜A Guy's Life Style〜
14. Interlude:Street
15. 雨が上がれば
16. 泡沫
☆は「敢えて3曲挙げるなら」選曲
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1989年7月の前作から、
11月にはシングル「心のEvergreen」を発売。
カップリングは前作収録の「Friend」だった。
このシングル、流麗なメロディの佳曲だが、
アルバムには未収録で、後のベスト盤に収録される。
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その後、1990年4月にシングル「Find It」、
カップリング「Time Of Love」をリリース。
その同時発売なのが3作目の本作だ。
なんと驚くなかれ、16曲入りだが、
インタルードがあるので実質12曲だ。
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インタルードに導かれた冒頭曲は
超ファンキーとも言える「Livin' For The Beat」。
この難解な曲を頑張って理解しようとしていた小学生時代。
すごく私的な話で恐縮だが、
私が学生の頃に組んでいたアカペラバンドのテーマソングの
一部にこの楽曲のオマージュ部分がある。
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続く「Find It」は爽やかな風に吹かれるような
抜群の清涼感のある佳曲と言える。
コカ・コーラの楽曲を佐藤竹善が歌ってたこともあるのだから当然と言えば当然。
サビメロは全面英語歌詞だがとってもしっくりくる。
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「未来のために」は大陸的な旋律に
佐藤竹善のファルセットが冴え渡る。
偽物たちになりたくないと心に決めた
子どもの心だったのを思い出した。
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再びファンキーな「Hey, Dreamer」は
メロディに呼応するような
オーケストラヒットのようなブラスが印象的だ。
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続く「Time Of Love」は7thコードいっぱいに
スケール感のある展開と、
テンポの良いBメロに呼応するシンセ音が好きだ。
これも佳曲と言えるだろう。
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インタルードを挟んで「Show Time」は
またしてもファンク路線の楽曲だ。
サウンド的に既にJPOP離れしており
マイケルでも出てきそうな楽曲だ。
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畳み掛けるようなサビが特徴的なバラード「Is It You」。
これもBメロのファルセット部分を
何度も風呂場で練習したのを覚えている。
大サビ部も華麗に決まってる。
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続く和風タイトル「さよならが云える時」は
アルバム内楽曲でありながら、
Aメロ、サビメロ、コーラス部分への繋がりと
非の打ち所のないまたまた佳曲。
サビに入る部分のベースラインが好き。
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「Dreamin' About You」は本作では珍しい
ブラックコンテンポラリーな楽曲。
まあ日本の楽曲にはないようなメロディ構成でしょう。
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インタルードを挟み「So Find 〜A Guy's Life Style〜」
はシングルの「Find it」と対になりそうなタイトルだが、
こちらはまたしてもファンク路線で、
楽観的なサビメロが印象的だ。
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インタルードの「street」は
アカペラチックでカッコいい。
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終盤に鎮座する「雨が上がれば」は
サックス咽ぶ小洒落た雰囲気のバラード。
サビで一気に長調に転調することで
ゴスペルな雰囲気も併せ持ち、アルバムの最終盤にピッタリだ。
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最終曲「泡沫」はとても不思議な楽曲で
アルバム全体のエピローグ的な存在。
音楽もまた泡沫なのか、とつぶやくように。
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盛りだくさんの全16曲で、
3作目にしてSING LIKE TALKINGの魅力を
思う存分に堪能できる名作アルバムだ。
サブスク時代にはアルバムが検索しても見つけにくいタイトルなのが残念。
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おすすめ楽曲を敢えて3曲挙げるなら...
(敢えてシングルを外しています)
10 さよならが云える時
06 Time of Love
09 Is it you
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