おとなな伝説のバンド、L⇔R。
デビューから続々リリースが止まらない
1993年の作品を振り返ってみよう。
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03 LOST RARITIES おすすめ度 ★★★★★
☆は「敢えて3曲挙げるなら」選曲
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1993年6月に3rdシングル「恋のタンブリングダウン」(c/w君に虹が降りた)と
同時リリースの3枚目アルバム。
とはいうもののアルバム「L」の収録曲がわりと被っており
新曲は少ないながら、
「L」を所有していないファンにとっては
間違いなくおすすめできる。
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アルバムはアカペラのラジオジングルのような
「RADIO L⇔R」で幕を開ける。
続くシングル「TUMBLING DOWN」は
キャッチーで勢いのあるL⇔Rの代表曲と言えよう。
前奏から一気に飛ばす感じであり
Bメロからサビに繋がるオーケストレーションもよい。
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3-5曲目はイントロにDJフレーズが入るものの
「Lefty in the Right」の楽曲が3曲続く。
シングルだった「一度だけのNo.1」は
やはり名曲さを再認識させるし、
複雑怪奇なサビのメロディの 「LOVE IS REAL?」、
ライブのような勢いのある「PACKAGE」ともに
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アルバムは後半に入ると新曲が続く。
またもDJフレーズに導かれる「A GO GO」は
ギターとボーカルをユニゾンで重ねるAメロもいいし、
切なく大きく展開するBメロ、
勢いが復活するサビ、と曲構成も秀逸だ。
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続く「NORTHTOWN CHRISTMAS」は
しんしん降る雪を表現したようなベースラインに導かれる
L⇔Rの誇るクリスマスソングだ。
クリスマスソングらしい展開となる
後半のコーラス部は一聴の価値ありだ。
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今度は幼児向け英語教材のようなジングルに導かれ
「RAINDROP TRACES」はキャッチーなAメロの展開から繋がる
L⇔Rならではのトリッキーなサビメロに着目だ。
2コーラス目でBメロに3連符出現するのも
技を見せてくれる感じでおやっとなって楽しい。
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再びロケンロールな「I LOVE TO JAM」。
全編にわたってコーラスが重なり、
軽快に疾走しながらも、実にあっさり終えるのもいさぎよい。
このためにかえってすぐにリピートしたくなる楽曲だ。
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アルバムはここから「BYE BYE POPSICLE」の別バージョン、
「NORTHTOWN CHRISTMAS」のモノラルミックスバージョンが
ボーナストラックのように配置されて幕を閉じる。
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L⇔Rの初期を締め括るにふさわしい
秀作アルバムだ。
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おすすめ楽曲を敢えて3曲挙げるなら...
(シングル省きます)
07 NORTHTOWN CHRISTMAS
08 RAINDROP TRACES
06 A GO GO
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バックナンバーはこちら
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ざっくり笑ってLAUGH SO ROUGH~L⇔Rを集める② - おとなの自由研究
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