おとなが見た夢、エルアール。
そのリードボーカルだった黒沢健一の
2010年から2013年までの作品を振り返ってみよう。
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S1 V.S.G.P(including naked)おすすめ度 ★★★★★
What is this song? (初盤)
Package
方舟(初盤)
Keep the circle turning
Walking on a rainbow(初盤)
Love is real?
Northern town(初盤)
LIVE
Equinox
7voice
Remember
What is this song? (初盤)
September rain
Package
Keep the circle turning
Wondering
Love is real?
Hello it's me
Grow
Northtown christmas
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2009年3月の「Focus」から1年。
楽しい企画アルバムがリリースされた。
2010年12月、弦楽器とコラボする形で
過去のエル・アール時代を含む名曲が新曲とともに蘇る。
ジャケットはちょうどクラシックCDを意識したデザインで秀逸。
2枚組で1枚はスタジオ録音、2枚目はライブ盤だ。
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新曲というか初リリースと思われる楽曲には
新語「初盤」と書いておいたよ。4曲ありますね。
レコーディング中に「これはなんて曲だい?」から
ついたとされる1曲目の「What is this song?」はライブ盤にも登場。
サビメロの展開構成が印象的な佳曲だ。
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3曲目「方舟」は締めの歌詞フレーズが
頭に張り付いてしまう不思議な楽曲。
そのフレーズをリフレインさせるこのタイトルが絶妙。
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「walking on a rainbow」は弦楽器よりも
ギター、ピアノ主体のアレンジの
しっとり系ながら、中盤に混沌感がある難解な楽曲。
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「Northern town」は一瞬
「Northtown Christmas」と混同しそうだが別曲だ。
コーラスワークがワクワクさせる。
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過去の楽曲アレンジで目を引くのは
「REMEMBER」「7 VOICES」の弦楽アレンジが
KANの弦楽四重奏アレンジでも
アップテンポ楽曲が良かったので好きかもです。
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L2 LIVE2011 NEW DIRECTION おすすめ度 ★★★★★
ROUND WOUND
American Dream
PACKAGE
Rockn' Roll
SPEAK EAZY
(A Place Where) Loves Goes Withered
RED & BLUE
Sweet Wondering
Silencio
Wondering
バラード
方舟
LAY YOUR HANDS(初盤)
Love Love
Do we do
All I want is you
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2012年8月発表の配信限定作品。
ピアノ、サックス、トランペット、チェロでのライブコンサートで名作を振り返る。
過去の作品が中心だが、後のアルバムに入る「Lay your hands」だけが
初の盤面収録になる。
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ライブ自体はその4楽器のみの音色であり
すべての楽曲が実に興味深く聴ける。
歌いまわしもいろいろ凝っており、
聴いてて楽しくなること請け合いだ。
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S2 Alone Together VOLUME ONE おすすめ度 ★★★★★
Shangri-La
Love Goes Withered
Ding-Dong-Bus
Holdin' Out -You & Me Together-
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弦楽とのコラボに続いて2年後、
2012年12月、今度は一人多重アカペラアルバムだ。
5曲とそのインストの全10曲。
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「Show must go on」は軽快なエル・アールらしい
ビーチボーイズの雰囲気も感じる楽曲。
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「Shangri-La」も同じビーチボーイズのテンションで
間奏の民族楽器のような音も軽快に演じきる。
楽しいアルバムだな、と感じる。
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MOTORWORKSでやった楽曲のアカペラカバーを挟み、
「Ding-Dong Bus」は今度は70-80年代の
やはり洋楽らしいエッセンスたっぷりに展開。
一部エル・アール時代の楽曲のフレーズも取り入れられている。
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それを暗示するようにエル・アール時代の
名曲「Holdin' out」で締められる。
耳に心地よい気楽に聴けるアルバムだ。
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05 Banding Together in Dreams おすすめ度 ★★★★★
02 A Summer Song
03 So What?
04 Rock'n Roll Band
05 Many Things
06 The Moon & You
07 I'm In Love
08 Lay Your Hands
09 Dreams
10 Goodbye
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「Focus」から実に4年ぶりとなる作品で
2013年6月発売の結果的に最期となるオリジナルアルバム。
遺された作品を集めた「Hear me now」はあるものの、
じっくり噛み締めて1曲1曲を堪能したい作品だ。
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アルバムは懐かしいタッチの郷愁ポップ「Return To Love」で始まる。
エル・アール時代なら「一度だけのNo.1」のような
8ビートの明快さで、大サビ部分も個性的だ。
健一さんの歌いっぷりも熟練を感じさせる。
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続く「A Summer Song」も懐かしい路線を受け継ぐ。
単純なメロディのようで臨時記号たっぷりで
意外と歌いこなすのが難しいサビメロだ。
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一転、前衛的なサウンドを聴かせる「So What?」だが
Bメロ、サビと良質なメロディが受け継ぐ。
ピアノのフレーズが聴き応えがある。
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エル・アール時代を回帰したと思われるタイトルの「Rock'n Roll Band」は
これまた8ビートにやさぐれた雰囲気のメロディが乗っかる。
高低自在に展開するサビメロも印象的だ。
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前半のトリとなる「Many Things」は
エル・アール時代、ソロ時代でも珍しいタッチの楽曲だ。
サウンドは洗練されてジャジーでありながらファンキーだ。
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おとぎ話のような「The Moon & You」は
エンドレスメロディ展開で、
スローに語りかけて来る癒し系楽曲だ。
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一転、軽快なテンポの「I'm In Love」は
Bメロからサビのメロディ展開が
メロディアスで聴いててとても楽しい。
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アコースティックライブアルバムにも収録された「Lay Your Hands」は
Aメロフレーズに応答するピアノフレーズが印象的で、
サビメロが明瞭な訴えかけるバラード。
締めのメロディも味がある。
ちょうど名曲「EQUINOX」あたりを彷彿とさせる佳曲だ。
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続く「Dreams」は全編に控えめなコーラスが施された
クラシカルなクリスマスの雰囲気のバラード。
夜にイヤホンで聴くと没入出来ること請け合いだ。
これも直前のコーラスワーク作品の影響がいい方向に昇華されている。
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最後はアコギ一本の小品「Goodbye」。
きっちり臨時記号フックも入れながら。
オリジナルアルバムの楽曲として最後の曲。
そのタイトル、曲の雰囲気、とその後の黒沢健一氏、
すべてが重なりとても感傷的になってしまう楽曲だ。
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全曲合わせても40分いかないアルバムで
近年のアルバム文化の中で異色になるかもだが、
懐かしさと新鮮さが同居する良質ポップ作品だ。
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おすすめ楽曲を敢えて3曲挙げるなら...
01 Return To Love
07 I'm In Love
02 A Summer Song
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黒沢健一を集めるバックナンバーはこちら!
Love Love, Rock'n roll (愛せよロックンロール)~黒沢健一を集める① - おとなの自由研究
スピードを上げてくトーキング・ブルース~黒沢健一を集める② - おとなの自由研究
ALL I WANT IS CHEWING GUM〜黒沢健一を集める③ - おとなの自由研究
カーブでモーターショーした猿の記憶〜黒沢健一を集める④ - おとなの自由研究
Feel it as POP SONG〜黒沢健一を集める⑤ - おとなの自由研究
HEAR ME NOW(今こそ私の曲を聴いておくれ)〜黒沢健一を集める⑦ - おとなの自由研究
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L⇔Rの全曲レビューはこちら!
Lazy Girlが一度だけのNo. 1~L⇔Rを集める① - おとなの自由研究
ざっくり笑ってLAUGH SO ROUGH~L⇔Rを集める② - おとなの自由研究
君に虹が降りたタンブリングダウン~L⇔Rを集める③ - おとなの自由研究
君と夏と僕のアメリカンドリーム~L⇔Rを集める④ - おとなの自由研究
HELLO, IT'S ME. REMEMBER? ~L⇔Rを集める⑤ - おとなの自由研究




