おとなの自由研究

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CHAGE AND ASKA を集める⑧ ~on your mark

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おとななデュオ、チャゲアス

最盛期にリリースの2枚セットのアルバムの2枚目から、

世紀末にかけての彼らの足跡を振り返ってみよう。

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18 Code Name.2 Sister Moon おすすめ度 ★★★★★

二部作の前作から、先行シングル「river」

(カップリングは「NとLの野球帽」)を経て

1996年4月にリリース。

このシングルとカップリングはもちろん、

前作までのシングル「on your mark」や

シングル「めぐり逢い」のカップリング「濡れた夢」も収録されている。

ポニー・キャニオン最後のアルバムとなり、

チャゲアスとしてその時代の一区切りになるような

そんなアルバムでもある。

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軽快なロックナンバー「もうすぐだ」で幕を開ける。

一転して教科書的に進行する「青春の鼓動」は聴きやすく、

CHAGEコーラスとの掛け合いも楽しい。

青春の鼓動

青春の鼓動

そのCHAGEとの合作「Sea of Gray」はある意味チャゲアスらしい

混沌とした中に力強さを秘めたロック。

後奏が描く風景が灰色の海にぴったりだ。

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シングル曲「river」はタイトルが頭文字を大文字にせず

柔らかで雄大な川をイメージさせる。

タイトルと曲想がマッチする楽曲が並ぶ。

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「めぐり逢い」のカップリングのCHAGE曲「濡れた夢」も

タイトル通りのイメージのCHAGEワールド全開曲。

マイナーロックの「I'm a singer」も

CHAGEらしいメロディラインのサビ。

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CHAGEゾーンの間に割って入るのはASKAの「One Day」。

サビのフレーズが印象的で、マイナー調楽曲が並ぶなかで

アルバムにスパイスを与えている。

「ピクニック」は「今日は楽しいピクニックだね」という牧歌的な歌詞が

CHAGEの魔力でなんとも不思議なオーラをまとっている。

ピクニック

ピクニック

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「港に潜んだ潜水艇」はCHAGE曲のASKAボーカルのロックで、

サビのメロディ自体はAORな雰囲気もある。

続く「NとLの野球帽」。

福岡出身で1969年当時なので当然西鉄ライオンズのことだろう。

ちなみにこんな帽子だ。

それはそうと、歌詞の内容、曲調とも、

哀愁を感じさせ、大人であればこそ染みる。

高校生当時はよくわかりませんでした。

NとLの野球帽

NとLの野球帽

「好きになる」はASKAのねっとり感が前面に出ており、

ふわふわしたAメロの雰囲気から

サビの安定感のあるメロディへの展開が秀逸。

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最後を飾る「On Your Mark」は2枚セットの作品を締め括るに

ふさわしい壮大な佳曲。

残念ながら、チャゲアスはこの曲を最後に小休止に入ってしまう。

その意味でも感慨深い曲。

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個人的にはBメロの「君と僕 並んで」の

「な」→「ら」の音に7度に展開するのがお気に入りだ。

カラオケで誰かがこの曲を歌っているのを聞くと

8度でなく5度でもなく7度というのを

歌い分けられているかどうかに

着目してしまう病気の人、いるかなあ?

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最後の「そして、ぼくらは...」が

今後のチャゲアスを暗示してるようなところがなんとも...

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★オススメ楽曲を敢えて3曲挙げるなら…( シングル曲は敢えて省きます)

10 NとLの野球帽

11 好きになる

03 Sea of Gray

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19 no doubt おすすめ度 ★★★★☆

NO DOUBT

NO DOUBT

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しれっと連続で記載しているが、

前作後にチャゲアスはそれぞれのソロ活動に勤しみ

シングルも含め休止状態となる。

約3年の時を経て1999年3月に

シングル「この愛のために/ VISION」を発表。

6月に先行シングル「群れ」(カップリングは「swear」)を経て

満を持して1999年8月にリリース。

すなわち20世紀最後のアルバムとなる。

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タイトル曲「no doubt」は混沌としたAメロから

スケール感のあるサビに繋がる

チャゲアス後期の魅力溢れる佳曲。

no doubt

no doubt

続く「the corner」もAORな爽やかさを残す。

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CHAGEの「swear」は前半の怪しげ展開と

どことなくビートルズの「ヘイジュード」を思わせる

サビの展開の対比が面白い。

swear

swear

続く「僕がここに来る前に」は柔らかな

ASKAボーカルだからこそ映えるバラード。

使用音域が狭いのでカラオケで歌いやすいかと思いきや

独特の世界観を出すのが難しいだろう。

CHAGE独唱となる「熱帯魚」も同じような

フワフワした雰囲気を醸し出す。

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higher ground」は悩めるASKAを感じさせる

ベースと叫びのようなボーカルがインパクト大だ。

CHAGEの「two of us」は怪しげな前半部分から

サビのコーラスワーク部分へと様々に展開を見せる。

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先行シングル「群れ」も決してこれまでの

甘いASKA路線ポップではなく

厳かに進行するソウル路線で

ASKAのボーカルもハスキーになる。

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2000年を意識した「もうすぐ僕らは

ふたつの時代を超える恋になる」に続いて、

シングルの両面の「vision」、「この愛のために」で締める。

この2曲にしたって、やはりこれまでのチャゲアスとは一線を画す。

キャッチーさは鳴りを潜め、

「この愛のために」のサビでようやくホッとできるが、

やはりハスキーASKA路線の楽曲だ。

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そんなわけで、code name二部作から徐々に路線変更しつつあるのを

より確定的にしたようなアルバムだ。

チャゲアスをこれまでのようなイメージで

スケールあるメロディの青いイメージで聴くと面食らう。

好き嫌いが分かれそうな作品だ。

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★オススメ楽曲を敢えて3曲挙げるなら…

01 no doubt

04 僕がここに来る前に

08 群れ

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