おとななデュオ、CHAGE and ASKA。
2021年現在でいよいよこれが最後の振りかぶりになる。
最期のアルバムを中心に振り返ってみよう。
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21 DOUBLE おすすめ度 ★★★★★
☆は「敢えて3曲挙げるなら」選曲
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2004年8月にシングル「36度線」、
12月にもシングル「僕はMusic」をリリースし
(カップリングはいずれもアルバム収録)
3年の空白を経て2007年1月に先行Wシングル
「Here &There」「Man and Woman」
(カップリングはお互いの別アレンジ)
を引っ提げて同月に発売の最終オリジナルアルバム。
やはり全10曲中6曲が既発表曲というリリースとなる。
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冒頭はASKAのちょっと不思議なポップ「パパラッチはどっち」で開始、
CHAGEの得意の叫ぶようなロックチューン「Wasting Time」が続く。
「天気予報の恋人」的なASKAの癒しポップな「地球生まれの宇宙人」は
シンプルだけどしっとり聴かせる佳曲。
ヘッドホンで聴くと音の場所を探すのが楽しい。
.さて、このアルバムはここから野球で言うところの
4番バッタークラスがどんどん登場する。
CHAGEのポップな「ボクラのカケラ」はキャッチーポップ系で
その勢いが心地よい。
シングル曲「Here & There」は様々に展開する曲風もそうだが、
どちらもボーカリストとして主張して、
これぞチャゲアス、といった作風に仕上がっている。
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シングルが続く「36度線 -1995夏- 」は
今度はASKAのグルーヴ感のあるポップ。
そして「僕はMusic」は本当にすごい曲で、
いか風にも展開を見せ、何度聞いても飽きさせない。
なんというか夏の野外ライブで盛り上がりそうな
そんなテンションの曲が並ぶ。
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ここからシングルのカップリング曲が並ぶが、
「crossroad ~いまを生きる僕を~ 」はCHAGEのボーカルに
ASKAのコーラスが楽器のように絡み、
それがいつのまにかストリングスに代わっていく
重厚感のある一枚に一曲、CHAGEの素敵バラードだ。
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現存する最期のチャゲアス曲「Man and Woman」は
イントロのピアノから名曲感が強く、
メロディラインのスケールとその進行も
文句のつけようがない曲。
タイトルは直訳すると「男と女」だが、
この2曲に関連性はある?
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最期のアルバムだが、がっちりすごい楽曲が詰まっている。
特に中盤以後の怒涛の展開は
一聴では消化不良をおこしてしまうくらい内容が濃い。
最初はピンと来ないかもだが、
聴いてるうちにどんどん引き込まれるスルメ楽曲が豊富だ。
チャゲアスの最終作品として文句なしの傑作。
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おすすめ楽曲を敢えて3曲挙げるなら...
10 Man and Woman
03 地球生まれの宇宙人
04 ボクラのカケラ
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B9 CHAGE and ASKA VERY BEST NOTHING BUT C&A おすすめ度 ★★★★☆
2009年2月発売の最終ベスト盤。
基本的には1999年以後のシングルベストなので
全作品持ってる人にはあまり需要はない。
ただ、全盛期のファンでその後離れた人が、
あのあとチャゲアスってどんな曲やってたの?
という人にはピッタリだ。
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おとななデュオ、チャゲアス。
今はそれぞれソロ活動に勤しんでいるものの、
お互いに意識はせざるを得ないだろう。
ライブのMCでは「あいつもやりたいことやってますよ」とはASKAも言うものの
やっぱり2人での活動再開を一ファンとして待ちたい。
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チャゲアスのあれこれプレイリスト
全作品から選んだ! チャゲアスのファン歴別名曲選 - おとなの自由研究
46分テープに入るチャゲアスベストを考える - おとなの自由研究
チャゲアスCHAGEの素敵バラード17曲 - おとなの自由研究
甘美なASKAボーカルを堪能できるチャゲアスバラード16曲 - おとなの自由研究
夏は懐かしい初期のチャゲアスロック12曲 - おとなの自由研究
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チャゲアスの隠れた名曲バックナンバー
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チャゲアスの全アルバムレビュー
⑦TURNING POINT・⑧MIX BLOOD・snow mail 他
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