大人なバンド、スタレビ。
2010年代に入り、いよいよアラ還となる彼らの
円熟味溢れた時代のアルバムを振り返ってみよう。
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L4 Stage Bright おすすめ度 ★★★★★
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小休止だった2013年を経て、
2014年3月発売のライブ・アルバム。
アカペラ&アコースティックをコンセプトに作成されており、
「Charming」で始まり、「故郷」などを真ん中に、
最後は小田和正との合作「思い出はうたになった」で締める。
ゴリゴリのポップソングまで広げ、
代表曲を後半にこれでもか、と詰め込むさすがな一作。
ライトなファンにもコアなファンにもおすすめアルバムだ。
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22 SHOUT おすすめ度 ★★★★★
②昔話を繙くように☆
(隠れた名バラード)
③港町は恋の色
④恋は医者でも治せない
⑤おぼろづき(シングル)
⑥熊谷の風(柿沼作曲)
⑦この恋なくしての恋なんて恋じゃない
⑧拝啓 子供たちへ☆
⑨セガホ
⑩道 ~The Song For Us~☆
☆は「敢えて3曲挙げるなら」選曲
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2014年8月に先行シングルなしで突如発売の2年ぶりのオリジナルアルバム。
プロデューサーとしてKANが名乗りをあげている。
翌年「おぼろづき」がシングルカットされるが、
カップリングは「どうして」「君のすべてが悲しい」の
ピアノ1本の歌になっており味わい深い。
それもコアなファンは押さえておきたい。
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ちなみに北海道には「おぼろづき」というブランド米もある。
やわらかく粘りが特徴で冷めても美味しい。
例えばふるさと納税で手に入れることも出来る↓
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1曲目の「Love & Devotion」は前作でも一部が公開されていた
安心のスタレビ爽やか1曲目ナンバー。
まあ、いつもながらこの空気感、これがいいんだよね。
2曲目の「昔話を繙くように」がいい!
プロデューサーKANの影響などか、
ピアノで始まることで、あ、絶対いい曲感があり、
全体のメロディもいいし、サビの泣きのフレーズも、歌詞もいい。
そして、なんて曲だろう、と見たタイトルも大人には染みます。
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ここからは初期スタレビの雰囲気で「港町は恋の色」、
音楽標語連発の歌詞も初期の雰囲気。
「恋は医者でも治せない」もスタレビ名物、ハッとするタイトルの曲。
曲調はロックで、KANの「WHITE LINE」的なコーラスグルーヴィな構成。
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シングルカットの「おぼろづき」は後期の「木蓮の涙」的な
和風しっとり情感バラード。
「熊谷の風」は柿沼氏とのツインボーカルな故郷曲。
申し訳ありませんが「くまがい」だと思ってた非関東人です。
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「ブラックペッパー~」に次ぐロングタイトルの「この恋なくしての恋なんて恋じゃない」は
ロックンロール&ドゥワップ的な雰囲気も入った佳曲で、
アカペラアレンジすると気持ちよさそう。
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「拝啓 子供たちへ」はタイトルとは裏腹なAORな印象もあるが、
ブラスやコーラスワークといった様々な展開を見せ、
ライブの後半にうってつけな曲だ。
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KANプロデュースならではと言えば「セガホ」。
「牛乳のんでギュー」のような男の切なる届かぬ願いを歌う。
作詞はKANなのでそりゃそうか。
最後を飾る「道 ~The Song For Us~」は
ゴスペルチックな三拍子の曲で
仲間への意識を再確認するような余韻を残す。
夏のライブで最後に歌うと盛り上がること必至な曲で締める。
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うーん、またしても間違いなく名作アルバム。
安定感と円熟味があり、曲想もバラエティに富んでいる。
1枚がライブのような構成で聴き終わりの満足感が半端ない。
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おすすめ楽曲を敢えて3曲挙げるなら...
02 昔話を繙くように
10 道 ~The Song For Us~
08 拝啓 子供たちへ
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B11 スタ☆レビ -LIVE & STUDIO- おすすめ度 ★★★★★
2016年2月発売のデビュー35周年記念のライブ&スタジオ録音ベスト。
往年の代表曲のライブ中心の1枚目と、
近年の代表曲のベストという構成。
初回限定版では、「アップフロントイヤーズ カップリングコレクション」のCDに
なんとライブのMCのみのCD、オルゴールなどもついている。
とはいえ通常版でもなかなかで、
特に「春キャベツ」のライブは琴線に触れること請け合いだ。
入門者はこのCDから聴いてみるのもよいだろう。
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スタレビ全アルバムレビュー
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スタレビ 隠れた名曲探求シリーズ
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