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歌になりたい We Love Music ~ASKAを集める⑩

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おとなな剣道も強い音楽家ASKA

再始動してから3枚目となるアルバムで

さらにきままに作品を輩出していく。

その時期のアルバムを振り返ってみよう。

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10 Breath of Bless おすすめ度 ★★★★★

Breath of Bless

Breath of Bless

  • アーティスト:ASKA
  • DADA label
Amazon

憲兵も王様も居ない城
 (配信シングル)
②修羅を行く(配信シングル)
③どうしたの?
④未来の人よ☆ (配信シングル)
⑤忘れ物はあったかい
⑥百花繚乱
⑦イイ天気 (配信シングル)
⑧虹の花(配信シングル)
⑨じゃんがじゃんがりん
⑩歌になりたい☆ (シングル)
⑪消えても忘れられても☆
⑫青い海になる
⑬星は何でも知っている
 (配信シングル)
⑭We Love Music
⑮Breath of Bless〜すべてのアスリートたちへ
 (カップリング)

☆は「敢えて3曲挙げるなら」選曲

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2017年の前作発表から、

2018年は前項掲載のベスト盤と

配信シングルに勤しんでいたASKA

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2018年3月に「虹の花」、

4月には「未来の人よ」、

5月「修羅を行く」、

6月「イイ天気」、

7月「憲兵も王様も居ない城」、

8月「星は何でも知っている」と

6ヶ月連続で発表。

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さらに2019年11月の今度は円盤のシングル

「歌になりたい」(c/wはBreath of Bless)を経て、

2020年コロナ時期の3月に発売の10枚目アルバム。

8曲も発表してるので、

新曲が少なそうかと思いきや、

なんとなんと15曲入りのフルアルバムを越えた

フルフルアルバム。

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出だしは配信シングルからの2曲。

憲兵も王様も居ない城」はなんだか

過去の全盛期からの決別を象徴してるような歌詞

落ち着いたテンポで展開する割に

サビは激しい主張感を発揮する。

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「修羅を行く」は一転ロック調だが、

謡曲的なサビのメロディが印象的だ。

この二曲で、直近の二作品とちょっと違う雰囲気を感じさせる。

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ちょっと一息つける感じの「どうしたの?」は

ミディアムテンポでありながら、

哀愁部分も包含した、なんだかおとなな楽曲。

ASKAの癒しポップ路線と言えるだろう。

どうしたの?

どうしたの?

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ASKAの語りから三連の郷愁のメロディの「未来の人よ」は

おとなだからこそじっくり染みる佳曲で、

「野いちごがゆれるように」的な楽曲。

こどもには歌でお話ししてる部分のみが目立って

良さがわからないのではと思う。

未来の人よ

未来の人よ

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一転、怪しげな雰囲気でスタートする「忘れ物はあったかい」。

サビのメロディが包み込むようにまとめあげる

「kicks」あたりの雰囲気の楽曲だ。

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ライブで映えそうな「百花繚乱」も

同じ路線の楽曲で、同じコードで

出だしのAメロとサビが展開する

不思議な雰囲気の中を軽快に刻む。

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再び配信シングル2曲のゾーンとなる。

「イイ天気」はASKAらしいミディアムバラード。

半分笑いながら歌う姿が目に浮かぶようだ。

ポップな「虹の花」も含めて、

どことなく散りばめられた郷愁感がとにかく染みる。

「虹の花」のサビのメロディはL⇔Rの「society love」とか、

高橋ひろの「いつも上機嫌」あたりを彷彿させるのも

おとなには懐かしい。

虹の花

虹の花

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タイトルともなった歌詞が印象的な

「じゃんがじゃんがりん」はどことなく

沖縄の歌を聴いてるような大衆的な勢いを感じさせる楽曲。

チャゲアス初期の雰囲気とも言える。

前半のメロディとサビとで、

終始同じリズムを刻みながらも、

短調ベースから長調に移行する展開もお得意のパターンだろう。

じゃんがじゃんがりん

じゃんがじゃんがりん

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唯一の円盤シングル「歌になりたい」は

コーラスを大胆に盛り込んだスケールの大きい楽曲。

ミサ曲のような雰囲気があるので

「そして」という歌詞が「suscipe(聞き入れたまえ)」に空耳してしまうのは私だけ?


www.youtube.com

歌になりたい

歌になりたい

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壮大なバラード「消えても忘れられても」は

詞が印象的に琴線を揺らす。

コーラスワークも効いており、

どことなく紅白歌合戦で大御所歌手が歌ってそうな雰囲気もある。

消えても忘れられても

消えても忘れられても

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ダークロックな「青い海になる」は

心の叫びのようなテンションを感じさせる。

宗教曲のような曲構成「星は何でも知っている」でも、

ミサ曲様の雰囲気を展開し、

一小節だけリフレインするメロディラインも

キリストのようなテイストだ。

星は何でも知っている

星は何でも知っている

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ミディアムテンポの精神的にはロックな「We Love Music」は

中盤から後半にかけてライブで盛り上がりそう

グルーヴ感たっぷりの展開で圧巻だ。

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最後を飾る「Breath of Bless〜すべてのアスリートたちへ」はインスト。

副題は本来2020年開催のはずだった

東京オリンピックを意識したのは間違いなさそうだ。

コロナで1年延期になったのが少し残念。

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ボリュームたっぷりの全15曲。

緩急自在の楽曲が収録された

オリンピックイヤーに向けた

ASKAの祝福の吐息を感じよう


www.youtube.com

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おすすめ楽曲を敢えて3曲挙げるなら...

10 歌になりたい

11 消えても忘れられても

04 未来の人よ

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