KANのおすすめライブDVDと映像作品①

おとなのたしなみ、ライブ参戦。

今年で素数年のデビュー37周年記念だったKAN。

残してくれた作品を１つ１つ噛み締める日々、

今度はライブなどの映像作品を振りかぶってみたい。

KANライブDVD他(前半戦)

東京ライブ
発明王
孔雀だもの
牛乳のんで来い
Decimo
あいつとおれ
UNCUTTABLE 129min
AFRO37
Rock'n Roll 39
PVK
KANあれこれプレイリスト
KAN全アルバムレビュー
KANの隠れた名曲バックナンバー

東京ライブ

東京ライブ [DVD]

アーティスト:KAN
KAN

Amazon

01. 愛は勝つ
02. 恋する気持ち
03. 健康安全好青年
04. 言えずのI LOVE YOU
05. 1989 (A Ballad of Bobby & Olivia)
06. 僕の彼女はおりこうさん
07. 適齢期 LOVE STORY
08. めずらしい人生
09. 永遠

世間に「愛は勝つ」が知れわたり、

いわば絶頂期に発売された一作。

1992年ライブのセレクションの９曲入りだが

「1989」がビリー・ジョエルオマージュのイントロを加えて

とてもかっこいい出来映えです。

「適齢期」は「わからないことは親に聞け」バージョンを収録。

なお、このタイトルながら、

「東京ライフ」は選曲されてないので注意。

発明王

発明王 [DVD]

アーティスト:KAN
KAN

Amazon

01.こっぱみじかい恋
02.プロポーズ
03.イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ
04.ときどき雲と話をしよう
05.発明王
06.死ぬまで君を離さない

絶頂期までのビデオ・クリップ集。

アルバム的には「ゆっくり風呂につかりたい」から「TOKYOMAN」までの作品集。

見所は「こっぱみじかい恋」での七変化と、

「イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ」での

当時のバンドメンバー勢揃いは

眉間のシワも含めて今見てもとても素敵だ。

そしてコント「発明王」だ。

詳細は省くが、電話をかけるまえに、

一旦外に出て、布団で叫んで声を枯らして、

マスクをつける、という場面があるが、

外に出た意図がよくわからない。

電話番号を電話ボックスの電話帳に調べにいったのだろうか?

他、黒電話やテレビアンテナのパコパコも含めて、

おとなは大変すっきりするし、

若い人がこれを見ると、1992年ってこんな時代だったのね、と

変な誤解も生みそうなのもまたよい。

孔雀だもの

孔雀だもの [DVD]

アーティスト:KAN
KAN

Amazon

01.孔雀
02.決まりだもの
03.ALL I WANT IS YOU
04.OLD FASHIONED GIRL
05.はやくふってくれ
06.まゆみ
07.TOKYOMAN
08.Moon

ライブビデオのために行われた

1993年のライブコンサートを収録。

ひたすら踊るKANをコンセプトに収録。

タイトル楽曲は２曲とも収録。

この作品の「Moon」はリプライズ演奏も含めて

感動的な仕上がりです。

牛乳のんで来い

KAN / 牛乳のんで来い [VHS]

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01.結婚しない二人
02.東京に来い
03.ライバル
04.秋、多摩川にて
05.青春国道２０２
06.ホタル
07.悲しみの役割
08.牛乳飲んでギュー
09.丸いお尻が許せない
10.君はうるさい
11.すべての悲しみにさよならするために
12.West Home Town
13.適齢期 LOVE STORY
14.指輪

語学にこだわりがあった頃の1995年ライブの力作ビデオ作品。

やはりタイトル曲は２曲とも収録されているが、

「牛乳のんでギュー」には、

ビリー・ジョエルの「New York state of mind」の出だしがくっつく。

見所は「ホタル」でのマジックショー風の演出と

「悲しみの役割」のアコーディオンによる幻想的雰囲気だ。

「お尻」のしつこめのエンディングなどの小ネタも満載。

人気楽曲「秋多摩」のライブ映像も貴重だ。

さらにはインタビューの中で

「君はスパイシー」のさわり部分、

「新しい街で(俺は退屈だバージョン)」も披露される。

なお、「適齢期」では矢代さんや嶋田さんのシーンもあるが、

ついにシャンプー後のアーバン宝田に促され、

「全曲つなげ」が初登場する。

DVD化がないライブ盤だが、とても貴重な作品だ。

Decimo

01.Aria
02.SPUNKY DANCE
03.僕のGENUINE KISS
04.Autumn Song
05.星屑の帰り道
06.香港SAYONARA
07.君を待つ
08.いつもまじめに君のこと
09.Songwriter
10.こっぱみじかい恋
11.君が好き胸が痛い

KANのライブ作品の中では異色の

本物のアーティスト風のクラシカルな1997年ライブ。

後の結婚相手の早稲田桜子氏がバイオリンで参加し、

リハーサルでの談笑シーンもある。

後の夫妻によるデュエットセッション、

バッハのG線上のアリアに始まり、

出だしの「SPUNKY DANCE」、「僕のGENUINE KISS」と、

ジャジーな展開のアレンジがとってもカッコいい。

他の見所として「こっぱみじかい恋」や

「いつもまじめに君のこと」のライブ音源は貴重。

もちろんバイオリンが絡みまくります。

あいつとおれ

01.LIONFLOORLADYのテーマ
02.STALK
03.今夜は帰さないよ
04.Songwriter
05.恋人
06.牛乳のんでギュー
07.ドラ・ドラ・ドライブ大作戦
08.Oxanne （愛しのオクサーヌ）
09.SAIGON
10.Song of Love
11.適齢期LOVE STORY

ファンクラブ限定発売だったかと思われるビデオ。

アルバム「TIGERSONGWRITER」後の1998年ライブで

「LIONFLOORLADY」というタイトルで

書き下ろしテーマ曲に、

つかみの冒頭のロボットキャラクター用の

オリジナルソング「STALK」まで入っている。

この曲のマイケル調の歌詞が極めて謎だ。

演奏としては「恋人」がコーラスの魅力たっぷりで、

是非一聴の価値アリだし、

「ドラドラ」のライブアレンジは、

次のライブのつかみ部分への伏線にもなっている。

「SAIGON」「Song of Love」といったアルバム内名曲も

超有名海外ミュージシャン２人の風貌で、

超精密な手が動く人形も加わって、

抜群のスタイリッシュさに仕上がっている。

会場に歌わせるコンセプトも、

後に「よければ一緒に」で見事に昇華された。

なお、オリジナル版ではビデオ表面のラベルが

意図的に「おいつとあれ」になっており話題となった。

UNCUTTABLE 129min

KAN UNCUTTABLE 129min」D V D

ノーブランド品

Amazon

01.紅のうた
02.ソ連国歌
03.ロック試練の恋
04.君はうるさい
05.Cover Girl
06.めずらしい人生
07.ぼくたちのEaster
08.死ぬまで君を離さない
09.月海
10.Happy Time Happy Song
11.車は走る
12.甘海老
13.孔雀
14.健全　安全　好青年
15.紅のうた
16.Solitude
17.WHITE LINE
18.Rock'n Soul in Yellow
19.50年後も
20.適齢期 LOVE STORY '99
21.永遠

開始から終演後のズッコケまで、

すべて余すところなく収録した作品。

髪の長い根本要氏がナビゲーターとして登場。

オープニングの緞帳をフル活用した演出は必聴の1999年ライブ。

前半の名曲の畳み掛け部分はどれもよいが、

敢えて言えば「僕たちのEaster」の

コーラスたっぷりのクオリティが聞き所だ。

中盤以後は一定の衣装で展開していく。

アンコールで出てきたバンドメンバーが一人ずつコメントするが、

キーボードの矢代さんのコメントには是非着目だ。

「適齢期」の中でスタレビのバンドメンバーである添田氏の

「ききビール」が披露されるのも貴重だ。

AFRO37

01.恋する二人の834km
02.氷の世界(八代の世界)
03.I WANT YOU BACK
04.Mr.Moonlight
05.きみを想う夜
06.ALL I WANT IS YOU
07.涙の夕焼け
08.DISCO 80's
09.ぼくの彼女はおりこうさん
10.適齢期 LOVE STORY 1999-2000

ディスコのミラーボールを帽子にして、

アフロなナンバーを展開するとともに、

映像では音楽番組DJ状態で第三者視点で見ると言う、

副音声も主音声で楽しめる1999年から2000年のライブの企画的DVD。

ブラックな楽曲を中心に固められており、

選曲的には「Mr. Moonlight」や「きみを想う夜」、

「ALL I WANT IS YOU」といった渋い曲の演奏が聴ける。

見所はそんなおとなな演奏から、

ピアノでの小ネタ展開を複数経て、

タップダンスへ移行する流れと、

その後のリアリティ感あふれる流れだ。

アコースティックな「涙の夕焼け」でも

西嶋さん、清水さんの日本人アーティスト仮装の小ネタを入れるこだわり。

クライマックスはアフロヅラが舞う「DISCO 80s」。

弾き語りと思いきや、

いきなりハンドマイク、というのも

とても芸術的です。

Rock'n Roll 39

KAN LIVE TOUR 2001 Rock’ n Roll 39 [DVD]

Amazon

01.Bonus & Nurse
02.Rock'n Soul in Yellow
03.GET
04.サンクト・ペテルブルグ
05.情緒
06.BRACKET
07.僕のGENUINE KISS
08.Tiny Song
09.ドラ・ドラ・ドライブ大作戦
10.猿と犬のサルサ
11.東京熱帯SQUEEZE
12.CLOSE TO ME
13.まゆみ
14.West Home Town
15.Oxanne ～愛しのオクサーヌ～
16.適齢期 LOVE STORY 2001
17.君が好き胸が痛い

作品としては後発ながら、

フランス留学前の最後の2001年ライブ作品。

またまたライブ冒頭曲では

ポールマッカートニーのライブ構成

「Venus & Mars 〜 Rock Show 〜 JET」に習い、

「Bonus & Nurse 〜 Rock’n Soul in Yellow 〜 GET」の展開という

パロディスタイルでの幕開け。

中盤の「ドラドラ」「サルサ」では

スチールドラムのMCで伏線を引いて、

ギターのセンパイいじりで横道にそれたあと、

小道具たくさんで沸かせたのち、

伏線を回収するようにライブ会場に提供される焼きそば、と

音楽ギャグエンターテイメントショーを堪能できます。

音的には「情緒」「BRACKET」が含まれてるのが貴重ですね。

「GENUINE KISS」も「DECIMO」の時とまた違う

バンドの雰囲気でかっこいいです。

後半は定番となるライブ楽曲が並びます。

「CLOSE TO ME」から「まゆみ」の繋ぎはいい感じですね。

「WEST HOME TOWN」では、

ビートルズの伏線をまたしても回収してますね。

PVK

01.丸いお尻が許せない
02.東京に来い
03.MAN
04.涙の夕焼け
05.Songwriter
06.CLOSE TO ME
07.Superfaker

絶頂期からフランス留学までの

PVを集めたVIDEO CLIP集の二作目。

ファンクラブ限定発売で、

再販もしておらず貴重な作品。

ビデオ作品として、ビートルズを模した、

KANのオリジナルバンド「BAD LOOKS」の、

またオリジナル作品「BAD LOOKSのテーマ」も見られる。

東京ライブ

発明王

孔雀だもの

牛乳のんで来い

Decimo

あいつとおれ

UNCUTTABLE 129min

AFRO37

Rock'n Roll 39

PVK

KANあれこれプレイリスト

KAN全アルバムレビュー

KANの隠れた名曲バックナンバー